カレコレ2年前からずっと続けているパラレル妄想シリーズ(笑)
『天道先生と早乙女くん。』これまでは萌えなシーンを妄想し、それにちょっとした台詞を
添える感じを続けていましたが、
今年の春頃から小説(もどき)をちまちまと書いては直し、
書いては直し繰り返してきました。
それで、最近ちょっと思う所もあって、
まだ『出会い』までしか出来ていないんですが(苦笑)
思い切って公開してみようと思います。
読む前にですね・・・
くれぐれも文章を小説っと言うか、読み物?として書いたのは初めての
ド素人が書いたものである。というコトを念頭において頂いて
暖かい心でお読み頂けると助かります。
だって、間違いなく至らない所だらけだと思いますから
この先どうなるのか・・・ぶっちゃけすどうにも分かりません(笑)
なので、読んで頂けたら何かしら反応頂けると嬉しいです。
相変わらず場面場面の妄想はあるんですけど、
この文章という形で先を書けるのかは、その反応次第という事で。
元々が絵描きなので、文章もマンガも苦手(ってオイ
)
それでも萌えに正直に活動していたらここまできちゃった・・・
そんなすどうカルナです(笑)
では、どうぞ☆
ちなみにイラストは載せていません。
[12回]
ここ西林間高校へ入学して数ヶ月が経ち、やっとクラスのやつらの顔と名前が一致しだした初夏、
担任の妊娠が分かって今日から産休に入る事になった。
代わりで来る新任の先生が『綺麗な若い女性らしい』っと
クラスの噂好きな奴らが話しているのを耳にしたけど、
今は女の事よりも、無差別格闘早乙女流をどう発展させていくかの方が興味あるし、
ぶっちゃけ、女に不自由を感じた事もないから、全く興味がなかった…
あの瞬間(時)までは…
朝から新任教師の噂話でザワついてる教室のドアが開いた。
教室内は、ドアから入ってくる人物を確認するべく、しーんと静まり返っり、
息を呑み待ち構える生徒たちの視線はその人物へと注がれていた。
「おはようございます。」
そう言って入ってきた新任教師は、真新しそうな薄いブルーのスーツに同じ色の低めのハイヒールを履き、
腰まで伸びた黒く綺麗な髪はきちんと結ばれ、ちょっと大きめな黒ブチメガネをかけていた。
教卓までカツカツと小気味のいい音を立てて歩くと、黒板へ向いて自分の名前を書き出した。
書かれる一文字一文字に興味津々で視線を集中させている教室内には
黒板に綺麗な文字でリズム良く書かれていくチョークの音だけが響いている。
「今日から産休に入られたひな子先生の代理で、しばらくの間皆さんの担任をする事になりました
天道あかねと言います。
担任をさせてもらうの初めてなので、至らない所も多くあると思いますが、
みんな協力して下さい。」
天道先生の明るくハツラツとした声が教室内を駆け抜ける。
先生のあいさつが終わったのをきっかけに、
「先生歳はいくつ?」
「彼氏はいますか?」
「今日の下着の色は~?」などなど、
矢継ぎ早に続く生徒たちからの質問には答えずに、
「では、顔と名前を覚えたいので出席をとります。
呼ばれたら手を上げて返事をして下さい。
簡単な自己紹介も一緒にしてくれると嬉しいなっ!」
大きくハッキリとした声で言ったこの声と、大きな黒ブチメガネからのぞく強い意志をもったその瞳に、
質問を浴びせ掛けていた生徒たちが、ぐっと押され静かしなった教室に
天道先生の通る明るい声で次々と生徒たちの名前が呼ばれていく
そんなやりとりの中、早乙女乱馬は、一人朝から机につっぷして1度も顔を上げていない。
朝稽古後に登校する早乙女は、いつも授業の大半はそんな感じで寝ているが、
成績は悪くなく、特に他の生徒に迷惑をかけている訳でもない為、黙認されていた。
名簿順に次々と呼ばれていく名前と返事、時々起こる笑い声…
早乙女は机につっぷしながらそれを少し上の空で聞いていた。
「早乙女 乱馬くん」
「早乙女くん?」
「お休みなのかな??」
「オイっ、乱馬!呼ばれてるぞ!!」
と良牙の声で起され、やっと自分が呼ばれている事に気がつき
「あ、はい。」
っと軽く手を上げて答える。
「おはよう、早乙女くん。
目は覚めたかな?」
そう言われて、初めて天道先生の顔を見た早乙女は、先生をじっとみたまま固まる。
「ん?早乙女くん??何か私の顔についてますか?」
っとの天道先生の問いも、早乙女は聞こえていないのか動かない。
「オイ!!乱馬!?どうしたんだよっ」
っと良牙に小突かれて、
「え?あぁ~、悪りぃまだ寝ぼけてるみてぇだな、おれ。」
っと答える。
「今日からこのクラスの担任になった天道あかねって言います。よろしくね、早乙女くん。」
ニッコリと笑い早乙女に微笑みかけた後、天道先生は出席確認の続きを始めた。
『一目惚れ』そんな言葉があるが、今までそんな事ある訳がないと思っていた。
でも、今日。
おれは『天道先生』に一目惚れをしたのだと後に気がつくことになる。
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